自分が嬉しいことを他人にも知ってほしいというのは一見誰もが喜ぶ素晴らしいことのようです。
しかし食事において個人の好みというのは自分が思う以上に深く隔たりがあるということも知っておかねばなりません。
甘い、という言葉があります。
この言葉は百人の人がいるならばそれは全て、わずかな差で異なった意見を内包しています。
そしてその差が最も大きい場合、あるいはそれは快不快に繋がったりもします。
甘くなくて美味しいという言葉は次の食事のためであったり、日常のためであったり、すっきりしたことを指すのかもしれませんがとても甘い人からしてみれば甘くなくて美味しくない、薄っぺらいという答えになったりもします。
自分の幸せをおすそ分けしたいという気持ちはもっともですが味覚には多種多様な差があります。
きちんと考えて行いましょう。
押し付けて嫌がられて、せっかく教えてあげようとしたのに、という考えになるのでは不幸なばかりですから、きちんと好みを知って、お互い幸せになれる選択を取りましょう。